■ ID
| 1664 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Diurnal and nocturnal behaviour of airborne Cryptomeria japonica pollen grains and the allergenic species in urban atmosphere of Saitama, Japan |
■ 著者
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Qingyue Wang
埼玉大学
Shinichi Nakamura
埼玉大学
Senlin Lu
上海大学
Daisuke Nakajima
(独)国立環境研究所
Miho Suzuki
埼玉大学
Kazuhiko Sekiguchi
埼玉大学
Makoto Miwa
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2013 |
■ 誌名・巻・号・年
| Asian Journal of Atmospheric Environment, Vol.7, No.2, 65-71, 2013 |
■ 抄録・要旨
| 本研究では、関東平野のさいたま市都市域におけるスギ花粉粒子とそのアレルゲン種の昼間と夜間の挙動を調ベた。この研究の目的は、夜間における花粉症の悪化の原因と都市域におけるアレルゲン性のCryj1を含む微小粒子の形成についての知見を得ることである。花粉粒子のピークは、都市域のサンプリング地点で夜間に観察された。夜間のピーク時の花粉数は昼間よりも高かったため、都市域における夜間のピークの出現は、花粉粒子の輸送と沈着によって引き起こされたことが示唆された。また、道路端のCryj1濃度は、一般都市環境でのそれよりも高かったが、花粉粒子数は低かった。これらの結果は、都市域での夜間における花粉症の悪化が、山岳域の森林から昼間に花粉粒子が輸送されることによって引き起こされることを示唆している。さらに、道路端では、花粉アレルゲン種が花粉粒子とは異なる形態となり、それが過密な自動車交通により再飛散することを示唆している。
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